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少年と望遠鏡(ファーストライト) [一期一会]

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少年が手に入れたのは、屈折式とは違い凹面鏡を使った反射式というものだった。ニュートンが発明し、コストの割に大口径が得られ、おまけに色収差が原理的に発生しないという光学的に優れた望遠鏡であった。その夜、彼が望遠鏡を向けた最初の星、それは太陽系で最も美しいと言われる惑星、土星であった。薄い黄土色の球に大きな環、゛すごい!はっきり見える” 彼の視界の中には図鑑の写真でしか見たことがなかった、言葉で言い尽くせない美しい光景が広がっていた。続いて見たのは、遂に人類が初めて足を踏み入れた地球の兄弟星、月。ゴツゴツした大小のクレーターや山脈、海と呼ばれる平原のコントラストの美しさ、迫力のある姿に圧倒されてしまった。゛望遠鏡買って本当に良かった” 心からそう思った。その日を境に、いつでも、誰にでも優しく語りかけてくれる星空との対話が彼の日課になった。
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